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やっぱ人混みよぉ~

  • 執筆者の写真: ディーン・ノダ
    ディーン・ノダ
  • 10 時間前
  • 読了時間: 3分

みなさん、人混みは好きですか?


YORISOTT筆文字セラピスト(松戸、市川、柏)
YORISOTT筆文字セラピスト(松戸、市川、柏)

私は、と聞かれれば「苦手です」と答える側の人間である。


できれば避けたいし、できることなら人の少ない道を選びたい。

そう思っている、はずなのだが


この「はず」というのが、どうにも怪しい。


休日、久しぶりに東京駅丸の内から有楽町あたりを歩いた。

かつては仕事で日常的に行き来していた場所で、土地勘もあり、迷うことはない。

いる人間も均一的。もちろん自分も同じく。


ただしそれは、平日の話だったらしい。


休日のその界隈は、まるで別の顔をしていた。

人の数が違う、というだけではない。

歩いている人々の雰囲気が、まるで違うのだ。


海外から来た観光客らしき人たち、どこへ行くのか気合いの入った装いの人、なんとなく疲れをまとったまま流れに乗っている人。視界に入るたび、それぞれの事情や背景が、勝手にこちらへ流れ込んでくるような気がする。


ああ、これは疲れる


帰宅後、ぐったりと。

単なる移動の疲れではない、ということだった。

これはいわゆる「人酔い」だろう。人の多さというより、人の情報量にやられている。


けれど、ここでひとつ、妙な考えが浮かぶ。


もしこの丸の内が、休日にもかかわらず、しんと静まり返っていたらどうだろう。


広々として、歩きやすくて、きっと快適なはずだ。

そう頭では思う。思うのだが感情のほうは、即座にこう言う。


閑散していたら、


やだ。


あれっ?


矛盾している。


静かすぎる空間は、どこか落ち着かない。人の気配がないというだけで、街は急に現実味を失い、足元が頼りなくなる。便利さや快適さとは別のところで、不安がじわりと顔を出すのだ。


そういえば、実家に帰省したときにも似た感覚を覚える。

かつては当たり前に賑やかだった時間帯が、静かになっているだけで、理由もなく少し寂しい気持ちになる。


人の多さに疲れるくせに、人の気配がなくなると不安になる。


なんとも勝手な話である。


祭りに出かけるときも同じだ。人混みは避けたいとぼやきながら、屋台の灯りやざわめきが見えた瞬間、足はそちらへ向かってしまう。

結局、あの「賑やかさ」を味わいに行っているのだ。


つまり私は、人混みが嫌いなのではなく、「人に圧倒される状態」が苦手なだけで、「人がいる風景」そのものは、むしろ好きなのかもしれない。


ただひとつ、はっきりしたことがある。


人混みはいやだぁ~、と言いながら、


その真ん中にわざわざ出かけていくあたり


結局のところ、人って、人が好きなのだ。



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